仕事やゲームなどでアプリケーションを色々立ち上げていると、メモリが不足して動作がもっさりするようになります。(アプリケーションというのはGoogle Chromeやインターネットエクスプローラー、iTunesやPhotoshopなどのソフトの事)
そんな時はタスクマネージャーでメモリの使用率を確認し、足りないようでしたら増設するのがおすすめです。
この記事ではパソコンの重い原因がメモリの容量不足なのか?メモリ不足の時はどうしたら良いのか?をまとめています。
メモリとは何か
そもそもメモリとは何をする部品なのか?という話ですが、メモリは良く作業机に例えられます。
アプリケーションを立ち上げるという事は、机の上にアプリケーションを広げて置いて、いつでも見えるし利用する事が出来る状態という事です。
Chromeを開いて、iTunesを開いて、フォルダも開いて、画像を開いて、Photoshopを開いてとどんどん開くと机の上がいっぱいになってきます。更に色々なアプリケーションを開こうとするともう机に乗りきらず落っこちてしまいます。
この状態がメモリが不足しているという状態です。
メモリの使用率が100%を超える事もあります。そうなると壊れてしまうのか?というとそうではありません。
ハードディスク上に仮想メモリという仕組みがあり、足りない分をハードティスクを使用して代用します。これを「スワップ」といいます。
なんだ、それならメモリなんて足りなくても問題ないじゃん!というのは間違いです。
イメージ的にはメモリという机がいっぱいになってしまったので少し離れた本棚に取り合えずアプリケーションを置いている感じです。
机の上のアプリケーションを使ったり、本棚のアプリケーションを使ったりするといちいち移動しないといけないので作業効率が悪くなります。スワップは取り合えずの仕組みなので、この状態にならないだけのメモリを確保する事が大切です。
タスクマネージャーでメモリの使用率を確認
Windowsの場合は「Ctrl」と「Alt」と「Delete」キーを一緒に押すと「タスクマネージャ」を選択できます。
上手くいかない場合は「Ctrl」と「Alt」を先に押しておいて「Delete」を押すとやりやすいです。
または画面一番下のwindowsマークや時計などが表示されているタスクバーを右クリックして「タスクマネージャ」を開くことも出来ます。
画像の様に簡単な情報しか見えない場合は、左下の「詳細」をクリックします。
画面はwindows10のものです。詳細を開くと色々な情報が見えるようになります。
画像の赤枠部分「パフォーマンス」タブをクリックし、左側の赤枠部分「メモリ」をクリックします。
メモリの使用率がずっと80%や90%になっている状態でしたらメモリ不足ですので購入をお勧めします。
Macの場合は「アクティビティモニタ」を開くと同様にメモリの使用率を見る事が出来ます。
「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」にあります。
増設出来るスペースがあるか確認
メモリが不足してる、さっそくAmazonで購入しよう!という気持ちはわかりますがちょっと待ってください。
そもそも自分のパソコンのメモリの種類が何なのか、メモリは交換になるのか、空いてるスペースがあるのかなどまずは確認しましょう。
windows10の場合先ほど開いたタスクマネージャを見るとメモリを追加するスロットが空いているかどうかがわかります。
赤枠部分、私のパソコンは「スロットの使用」が4/4になっています。スロットが4つあって、4つともメモリが刺さっている状態です。
この場合メモリを購入してももう挿す場所がありませんので、いま刺さっているメモリと交換という形になります。
私のパソコン事情
私はいつもパソコンを自作しているのですが、最近はパソコンの値段も安くなり自作するのと1~2万程度しか変わらなかった為ドスパラで「GALLERIA DT」というマシンを購入しました。
元々刺さっていたメモリは4GBが2枚だったので合計8GBのメモリです。
普段使いには問題ないのですが、仕事でPhotoshop、DreamWeaver、Illustrator、ついでにゲーム用にBluestacks(これが一番重い)を開くにはメモリ不足でしたので8GBが2枚のメモリを購入し、合計24GBになっています。
メモリの使用率も常時30%位まで落ち着いたので大分軽くなりました。
ちなみに購入したメモリはこれです。
私が購入したメモリは少し古いメモリです。価格コムで見るともう少し安いメモリがランキング上位でしたが、この価格でメモリの熱を冷やす仕組みがついているのに魅力を感じ購入しました。
これがランキング上位。口コミが少ないのはちょっと気になります。
ただ熱を冷やす仕組み分メモリが太くなっていますので、CPUとメモリを挿す位置が近くちょっと挿す時は大変でした。
そういう事情もありますので、購入前に一度パソコンのケースを開けてメモリスロット周りを確認しておくことをお勧めします。
大体のパソコンは手軽に開けられるようになっていますし、1年も使っていると埃がかなり溜まりますのでついでに取って上げると良いです。
私がメモリを追加した時はグラフィックカードのファンに凄い埃がたまっていました。立ててみているとファンが下にあって全然気づきませんでしたがメモリを挿すのに横にしてびっくりでした。
メモリの種類
メモリには色々と種類がありますので気を付けないと自分のパソコンにつかない!なんて事があります。
大きく分けるとデスクトップ用の長いメモリー(DIMM)と、ノートパソコン用の短いメモリー(S.O.DIMM)があります。
iMacもノートパソコン用の短いメモリー(S.O.DIMM)を使っています。
次にDDRという企画で分類されます。これはプレイステーション1、プレイステーション2みたいな感じです(違うかも)。プレステ4でプレステ1のゲームが遊べないように、企画が異なるのでDDRの数字が違うと使えません。
では自分のパソコンのDDRのバージョンが何かというのはマザーボードによって決まるのですが、Windowsの標準の機能では確認する事が出来ません。
パソコンの説明書があればそれを見るのが一番だと思いますが、ない場合はパソコンの蓋を開けて今ついているメモリに記載されている内容を確認するかcpu-zというアプリを落とすと簡単に確認する事が出来ます。
windows用ですが無料で使う事が出来ます。探せばもっといいのがあるのかも知れませんが、私が今日探した感じではこちらのアプリの紹介が多かったです。私は蓋開けて確認する派なので使った事がありませんが、落としてみた感じインストール不要でお手軽でした。
左側の赤枠内、「DOWNLOAD CPU-Z」をクリックします。
ダウンロードが完了したらZIPファイルを解凍し、中にある「cpuz_x64.exe」をクリックします(人によってはcpuz_x32.exe)。
CPU-Zが立ち上がったら一番上の「Memory」タブをクリックすると左上のTypeの所に「DDR4」や「DDR3」などのように書いてあります。DDR4が最新の規格です。
メモリの付け方
メモリの付け方はすごく簡単で、スロット横のスイッチを倒して、メモリを挿し、スイッチがカチッとはまるまで押し込めば完了です。取付の写真を撮り忘れてしまい、もう一回外すのは手間なので参考サイトを探してみました。
こちらのサイトなんかはわかりやすいのではないかと思います。
まとめ
Windowsの場合タスクマネージャーを起動し、メモリの使用率を確認。これが常時70%を超えているような状態ならメモリを足す事をお勧めします。
その際はメモリの規格がDDRいくつなのかと、そもそもスロットに空きがあるのかを確認してください。
メモリ不足が原因でパソコンが重い場合は、追加するとかなり動作が変わりますし、追加作業も割と簡単なのでお勧めです。